てしかな、にしかな、

言わずもがなを言う

私の、良いキャンプ

 

こんにちは、つるだです。

 

先月、キャンプに行ったことを書かなきゃと思ってずっと書けてなかったから、日記がてら書こうと思う。

 

キャンプに行きたーい!とねだったのは、今年の5月くらいだったかな、何故かとてつもなくキャンプに行きたくなり、唐突にキャンプ場を探し出したのだった。

川の冷たい水!スイカ!BBQ!花火!ぼくらの夏!

 

キャンプというのはまず、人員を集めないといけないんだけど、人選が大切だ。まず、川に入るから、もしもの時を考えて泳げる人・または冷静な判断をする人がいないといけないし、スイカやら肉やら持っていくのに力持ちの人もいるし、いちばん大切なのは、虫が平気な人だ。虫や蟹を平気で触れる人が絶対に要る。そして乗り物に乗るなら、だいたい偶数が良い。

と、いうことで、もう6年くらいの付き合いになる輩、カミさん(冷静・頭脳)・和気(虫平気・残飯処理)・パスタ(力持ち・残飯処理・)・わたし(野性)で行くことにした。我ながらなかなかいい人選だ。うんうん

(私のイツメンとしては、東京でよく遊ぶ、「誰も大事にしないから誰からも大事にされない御曹司」がいるのだが、ケチなのに虫も触れないので除去した。秋吉は実家でのんびり。)

※これは愛のある注釈です

 

京都の日吉という大分くらいの田舎の方のキャンプ場を予約した。

電車で行ったけど、大荷物だったから、暑くて大変だった。御曹司(車)を連れてこなかったことを少し後悔したけど、山の中は静かでいいところだった。のどかな風景。

これは日吉の、のどかな駅。(重要指名手配犯?)

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バスが出ていると書いてあったけど、どのバスに乗ればいいのか分からず困っていたら、バスの運転手が行き方を教えてくれた。のどかな所の人はみんな優しいなあ。うれしいうれしい。

 

キャンプ場に電話すると送迎バスがやって来てくれた。中は、なかなかに年季の入ったにおいがして、あちこち車のパーツが外れていた。おいおい大丈夫かよ。車ってもつな〜

 

 

着いたのはのどかな村みたいなところ。川が側で流れるコテージだ。サワガニがいるらしい。和気にとってもらおう。

 

みんな服の色が違って良いね。YouTuber?

 

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着いてからすぐ動きやすい服に着替えて、横の川に入った。

これはしっかり蚊の対策をする男たち。窓にすなよ

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川は最高に冷たい……!ということで、スイカも川で冷やしておくことにした。オツな感じ。

小川だったがとても水が綺麗だった!すごい!蛍もでるわいな

iPhoneで水中撮影。これはiPhoneもすごいよね。

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上流だから、石も角ばっている。まだまだ若い石だ。時が経って下流に行くほど丸くなるのは、人間と同じだな……(石で語るな)

 

石を返してサワガニを探していたのだが、水があまり来ないような岸にいることと、私はめちゃめちゃ蟹の家を見つけるのがうまいことがわかった。私が蟹のありかを探し当て、それを和気が取るという生業を成した。チーム蟹。(私は団体行動が苦手なのにすぐにチーム名をつけます。)

私にも特技ができた。いつか身を助けるかもしれない。

これはサワガニを探す、チーム・マッシュヘアー

同じ染髪剤をはんぶんこして染めたもんだから、まるで同じ髪である。お恥ずかしい。

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(私はとても高校の体操服が好き。かっこいい)

 


これは蟹を見つけられなかった者たちに捕らえられた、ケロス。(名付け親・パスタ)f:id:kiramekinonaka:20200821021051j:image

 

ケロスをずっと見守る親ス

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さて、ひととおり川で遊んだけど、我々は重大なことを忘れていた。それは、BBQの火。

なんと売店にはチャッカマンのみ。火は各自で起こせということよね、そうだそれがキャンプだな〜!と、いうことで、和気と私(チーム・蟹)は闇雲にティッシュを燃やし始める原始的30分間の始まり。椎名林檎もびっくりだわ

 

モクモクと舞い上がるティッシュの灰の中、竹を集める和気・火を煽る私、見守るカミさん・パスタ(チーム・ケロス)。

最後は序盤の竹が良かったのかやっとこさ火が付き、チーム蟹は至極感動した。これが文明や!!

 

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さあ、お待ちかねの肉。私は野性担当だったけど、兼肉担当!肉を両親が送ってくれた。ありがとうね〜美味しかったで〜す

私とカミさんはもう成人だから、檸檬堂・ほろよいで乾杯!いいね〜これがBBQ。ちなみに、焼肉のタレは、私調べでは「プルコギヤン」っていうやつがいちばんおいしい。

おにぎりは、朝起きて、頑張って握った。ゆかりと、おかかと、しろ。みんな、「ゆかり別に好きじゃないんだよね」とか言ってたのに、ゆかりうまいうまいとみんなこぞってゆかりを平らげた。なんだよ。今更ゆかりを好きになったって、ずっと好きだったのは私だ。まあいいけど。おかかもぜーんぶおいしかった。

 

外で食べる食べ物ってなんでおいしいんだろうね、お弁当とか、サンドイッチもそうだけど、外の空気と食べるだけで格別おいしい。

「外の空気がいちばんのおかず」と、この時の写真と一緒にTwitterに書いたけど、それはそういうことです。空気がおいしいと、なんでもおいしい。おいしいはうれしい。

 

この私は空気を食べている。ワッシワッシ

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さあさあおいしいご飯を食べたらお風呂に入って、花火をしなきゃね。

私は実家でもどこでも、花火をするときは主にカメラで写真を撮る。花火の写真は最高に楽しい。こちらの思うように花火は動いてくれないのが、楽しい。いくつになっても、花火をする時の人間の目は、花火が反射するからってのもあるけど、キラキラしているなあと思う。頭に「綺麗」という文字が浮かんだ時の人の表情は、とても穏やかで、うれしい。(すぐにうれしくなります)

 

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私はカメラを持っているから写真には入れないけど、実はいつも何本かは楽しんでいる。花火は小さいころから、家族が集まった時にしか買ってもらえなかったから、私にとって「団欒」の象徴のひとつでもある。花火があると、やはりうれしいし、「みんなでやった」という実感が残る。鼻にくる火薬のにおいも好きだ。

 

結局この日は、スイカを食べ忘れ、疲れ果ててみんな寝てしまったのだった。でも、川で遊んで、お肉を食べ、花火をするというのは、小さい頃に戻ったみたいな心地がして、とても楽しかった。石ころひとつが遊具だった頃の心がすこしだけ戻ったような気がした。

 

私は、「みんなが1と感じることを10と感じるから大袈裟だな」と言われたことがある。もしかしたら、この日記も、「川の水が冷たくて嬉しい?そんな大袈裟な!」となる人はなるのかもしれないな、と思う。でもこのキャンプで、その「残りの9」が、どれほど心に潤いを与えるか、生活を楽しくするかを知らないのは愚かでもあるなと思えるようになった。

水が冷たいことにいちいち感動しようが、蟹が見つけられたのが嬉しかろうが、私がいいなら、いいのよ。みんなが好きなことを嫌いでも、みんなが好きなことが好きでも、いいのよ。(これは星野源が教えてくれた)私はこのキャンプが楽しかった。じゃあそれでいいね。

 

こんな時間まで日記を書くと思わなかったけど、これが私のキャンプの日記です。とっても時間を使ったけど、私がいいので、いいです。みんなもキャンプに行ってみてくださ〜い!◎