てしかな、にしかな、

言わずもがなを言う

"愛"はなんだ

久しぶり、になるのかな、私です。

わたしももう大学1年生ですが、相変わらずのんびり楽しく生きています。

…………朝は起きれないけど!

 さて、この間友達が文学系の授業で出された課題がとても難しそうで儚かったのです。それは、「愛について2000字でまとめよ。」というもの。書きあぐねた友達に、「ねぇねぇつるちゃん、愛ってなに?」と聞かれ、「ん〜〜、"私には愛する人がいる"とかから始めたらいいんじゃないかな」と言ったところ、「貴様……貴様…私にはおれへん…」と首を絞められてしまったので(笑)

私だったらどう書くだろうと、ここで表現しようと思っていま書いている次第です。

 

まず、愛、というのはもちろん、目に見えるものでもなければ言葉で実体化できるものでもありません。自分自身で定義するものです。

自分自身が、アイドルであれ、食べ物であれ、映画であれ、恋人であれ、愛している!と思っているのなら、それはその人の立派な愛です。じゃあ私の愛ってなんだろ。私にはたくさん好きなものがあります。例えば、メロンソーダ。れんこん。マイクワゾウスキ。ハリネズミのぬいぐるみ。………でも、これらを"愛しているか"と言われると、どうも変な感じがします。愛、というより、ただ単に"好きなもの"と言った方がしっくりくるのです。じゃあ愛ってなんなの。

宝物入れからたくさん好きなものをだしたのに、愛がわからなかった私は仕方なく、押入れから丸眼鏡のあいつを取り出してみることにしました。ずるずるずる

いつまでも一緒にいられるかはわからないけれど、いまいちばん自分を犠牲にできる人だから。

 

愛をどう表現するべきなのかわからないし、愛が何なのか分からないけど、とりあえず自分が最初に友達に言ったように、書いてみることにしました。

 

『私には愛する人がいる。

………でも他の人と比べたら、

地球から見た月くらいちっぽけな愛かもしれない。

そして、愛するという正解を知らない私の愛なんて、愛にすら含まれないのかもしれない。

 

私には愛する人がいる。

 

でも嫌いなところもある。

人の話をめったに聞かない。

先を読んで行動することができない。

自分の言葉に責任はほぼない。

人のものを勝手に食べてる。

お手紙あんまり書いてくれない。

ヘタレ。

嫌なところがわたしに「嫌いになってしまえ」と囁きかけてくるときもある。

 

私には愛する人がいる。

 

もちろん好きなところもある。

一度もわたしに怒ったことなんてない。

作ったものは喜んで食べる。

よく笑いよく寝る。

気づいたら周りに人が集まってる。

嫌いなところが囁きかけたあとに、いつも好きなところがやってきて、私の傷を埋める。

 

私には愛する人がいる。

 

心惹かれるほどに綺麗なものを見たときに、

一緒に見たくなってしまう。

夕焼けも、朝焼けも、夜景も、星空も、

いつどこでなにを見ていても、

あなたならどんな顔をするのかをつい考えてしまう。

私の心に、棲みついている人だ。

 

私には愛する人がいる。

 

自分から近づいたら傷つくと分かっているのに、

それでいて近づかずにはいられない人だ。

いつか。いつかはどんな形であれ離れ離れになってしまうとわかってる。わかってる。

わかっているのにどうして。

傷つきたくないから、大切な人なんて、これっぽっちも作りたくなかったのに。

 

私には愛する人がいる。

 

でも、あなたは私がこんなにもあなたのことで悩んで、苦しんで、泣いて、もがいていることなんて知らない。知らなくていい。

わたしにふりかかる悲しみ、苦しみ、その全てを受けてでも守りたい人だ。』

 

_____そうか。

私はこのとき、少しだけ、愛とは何かがわかったような気がしました。

決して、愛とはひとつの行為ではないのでしょう。

自分のためではなく、強く想っている誰か、何かのためを考えること。

自分を犠牲にしてでも守りたい何か。

その何かのためにかける時間、何かのことを思う時間、この気持ち、それ自身。

その全てが、愛なのだとしたら。

 

 

 

 

 

 

 

 

『私には愛する人がいる。

 

______愛は、あなただ。』